ごーんと鳴らす、黒っぽい色付けをされた巨大な【おりん】のような仏具をお寺などでご覧になったことがあるかと思いますが【磬子(けいす)】と呼ばれています。【大金】とか、【大徳寺】などとも呼ばれる場合もあります。使用方法は一般ご家庭で用いられます「おりん」と同様です。超高級品では全くの1枚の分厚い銅板から叩いて形を作っていくのですが、現在ではこの作業ができる職人さんは非常に少なく、お寺用のごく一部の製造しかありません。(受注生産、1年2年といった長期の仕上がり順番待ちも普通です。)高岡製の高級品の場合は基本的に、音がでる心臓部分の上の方の数センチを手打ちで造り、下の方のまるい部分は機械で形を作っておいて溶接しています。普及品の安価な製品では全体を鋳物で造る場合が多いです。