「おだいしさん」と言えば通常は弘法大師を指している場合がほとんどで、実在の人物でありながらそのまま信仰の対象にもなった空海です。
弘法大師が祭られるケースで最も多いのは真言宗の場合に大日如来の右脇に祭られるケースですが弘法大師そのものがご本尊扱いになっているケースもしばしば見受けます。
「お遍路さん」と呼ばれます四国八十八カ所は観音霊場でもありますが、むしろ、弘法大師信仰の比重が大きいともいえる霊場です。
弘法大師像のお姿はかなりいろいろありまして、最も一般的な椅子の上で足を組み五鈷と数珠を持った姿のほかにも修行中の姿など実在の人物だけにいろいろな姿がみうけられます。