天台宗用の正式な数珠(本連数珠)です。
天台宗ではこのように扁平な玉を用います。房の部分に通してある玉(弟子玉)も別々で複雑な組合せです。
うまく両手のひらでこすりあわせると、『じゃら−ん』と、よい音を鳴らすことができるのですが、そこまで到達するのはなかなかに困難です。
ちなみに私ではちゃんと鳴りません・笑。さすがにご住職方はうまくならされます。
9寸というサイズは天台宗用の場合ですと、男性によく用いられるサイズですが、女性が使用されましてもかまいません。
黒檀は紫檀・鉄刀木と並び『唐木(からき)』と総称されます木材で古来、仏具に非常に多く用いられてきました。
この数珠ように玉の表面を艶消し加工にした場合を『素挽き』と呼んでいまして渋い感じの仕上がりになります。
黒い背景は電球照明、白い背景は蛍光灯照明での撮影です。
ピンと張った場合の
房部分を除いた長さ |
主玉直径 |
親玉直径 |
房 |
重さ |
備考 |
約29cm |
約13mm |
約16mm |
正絹利休房 |
約68g |
桐箱入り
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